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相模原市市議会議員 緑区
のもとよしみ

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  • 相模原市議会報告
12月議会 委員会後に4つの議案を撤回へ!

<トピックス その4 市議会史上初。委員会後に4つの議案を撤回へ!>

12月17日、市は4つの施設の指定管理者を指定する議案を撤回しました(4つの施設とは、サン・エールさがみはら、さがみ湖リフレッシュセンター市民会館、市営住宅)。委員会での採決後に、議案を撤回するのは、相模原市議会史上初めてのことです。

なぜ撤回に至ったのか。事の始まりは、10月25日の環境情報センターの監査に遡ります。時系列で整理すると・・・

10/25 環境情報センターの監査*
10/26 監査報告を受けた市が、W社に改善措置を指示
10/29 監査結果の公表。コンプライアンス推進課、経営管理課、W社が指定管理を行う4施設の所管課で打ち合わせ
10/31 市のHP上で監査結果が公表
11/7  W社が改善計画書を提出
11/13 議会運営委員会に4議案が提出、市議会から市に資料提出を要請
11/19 本会議(提案)
11/28・29 本会議(代表質問)
12/5~ 常任委員会
12/17 議案撤回へ

*指定管理者である(株)ウイッツコミュニティ(以下、W社)のずさんな会計処理等が問題になった。監査報告によれば、会計資料の収入金額と通帳の入金額が一致しなかったり、会計資料には二重、三重に計上されているものがありながら、その資料と収支決算書が一致していたりするなど、「会計そのものの信頼性が損なわれかねない大変遺憾な状況」で、「指定管理業務の点検・指導やモニタリングの在り方の再検討を行うなど、指定管理業務の適正性の確保を図られたい。」との監査意見があった。

4つの施設の指定管理者の選考委員会は、環境情報センターの監査の前、9月13日~10月15日の間に行われていました。しかし、監査報告で意見があった会社に、これからの5年間の指定管理を任せていいものかどうか、議会は疑問視。

議会運営員会で、4施設についても、環境情報センターの監査と同等程度の資料を提出するよう、市に求めました。

代表質問では、監査報告があったにも関わらず、なぜ議案を提出したのかが問われましたが、市長は、「候補団体を不適当とするまでには至らないと判断し、議案を提出」したと答弁。

委員会は、4つの議案について資料の提出を待ってから審査したため、他の議案とは別日に開催され4つの委員会が2日ずつ開催することとなりました。

そして、選考委員会の在り方や市のモニタリングの仕方等、各会派から数々の質疑が行われ、4議案とも賛成少数で否決されました(市民・民主クラブだけが賛成)。

本来なら、定例会最終日の本会議で採決が行われるはずでした。しかし、市は、12月17日、本会議での採決の前に、「当該候補団体を指定管理者として指定することは困難であると判断」し、速やかに次の対応をはかるためとの理由で、4つの議案を撤回したのです。

なぜ、最終日(12月19日)の本会議を待たずに撤回したのか。わずか3日の違いです。颯爽の会を代表し、長谷川議員がその点についても質疑しましたが、的外れの答弁しかありませんでした。また、議会が問題視した監査報告を受けてから議案を提出するまでの市の姿勢についても、真摯に受け止めているとは思えない答弁でした。

撤回そのものも、撤回の理由も納得のいくものではありませんでした。

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