のもとよしみ通信 No.62(2022年10月)
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12月議会の日程
11月18日(金) 本会議 29日(火)、30日(水) 本会議(代表質問) 12月2日(金)~8日(木) 各常任委員会 19日(月)〜22日(木) 本会議(一般質問) 23日(金) 本会議(採決) ※のもとは、一般質問を行います。市のホームページから中継や録画をご覧いただけます。
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議会報告会
安心できる医療・介護・子育て環境をつくる日にち
11月19日(日)参加費無料相模湖公民館 10時〜12時
城山公民館 14時〜16時もっと情報があったら、もっと地域に資源があったら、もっとうまくつながれていたらと思うことはありませんか?安心できる医療・介護・子育て環境について、一緒に考えてみませんか。
※場所が変更になる場合があります。参加前にご確認ください。
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bookmarkA&A事業 元事務所長を提訴、告発へ
議会の百条委員会も大詰めです。9月議会では、元所長を提訴する議案(約4千万円(※)の損害賠償を求めるもの)と元所長を告発する議案(百条委員会に出頭しなかったため)を可決しました。
颯爽の会は、証人喚問等での発言の食い違いを質す必要性を主張していますが、各会派の足並みはそろわず、どこまで真相究明できるかは不透明です。総事業費が127億円から319億円に膨らんだこの事業。当時の杜撰な議案や予算に賛成した議員にこそ、追及していただきたいものです。
※換地設計のやり直しで発生した約7600万円のうち、元所長がコンサル等に不正行為を指示したことによる損害分
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bookmark2021年度は大幅な黒字決算 財調の残高も史上最大に
コロナ禍で12回の補正予算があった昨年度決算は、247億円(※1)もの大幅な黒字となりました。124億円を基金に積み立て、財政調整基金の残高は過去最大の160億円になっています。
黒字決算の主な要因は、国からの地方交付税の追加、堅調な市税収入、業務継続計画(※2)への対応が挙げられますが、2020年度の19%シーリングという厳しい方針を継続したことも要因の1つです。市民活動や事業が縮小、ストップしたことで市民生活に与えた影響を検証し、必要な予算は復元すること、また、長引くコロナ禍や物価高騰などを踏まえ、市民生活を支え、安心できる環境づくりに財源を活用するよう、会派として求めました。
基本は、入院や医療が必要な人に提供できる医療体制と生活保障、そして、経済対策です。コロナ禍で借りた緊急小口資金・総合支援資金等の償還が、来年から始まります。また、中小零細事業者には、インボイス制度(※3)も含め、さらに厳しい経営環境となることが想定されます。経済対策が行き届くような取り組みが必要です。これからも市民と現場に寄り添った支援を求めていきます。
※1 歳入から歳出を引き、翌年度への繰越分を引いた実質収支
※2 災害などの非常事態に優先的に実施すべき業務を的確に行うための計画
※3 2023年10月1日から適用される新しい仕入税額控除の仕組。消費税10%と8%があることから、商品に課税されている消費税率・消費税額を請求書内で明記するもの。事務負担の増大や免税事業者への影響等が懸念されている。 -
bookmark脱炭素社会の実現に向けて
2050年の脱炭素社会を宣言した本市。実現に向け、条例改正や地球温暖化対策計画の改定が進められていますが、全庁職員の取組への意識は決して高いとは言えません。
本市の再エネポテンシャル調査では、再エネ電気の62%を住宅系太陽光が占めます。自家消費型の太陽光発電や断熱、気密性の高い家づくりは、健康で快適な暮らしをつくり、灯油等の高騰による家計不安を減らし、災害時の備えにもなります。また、国の脱炭素の動きは、新たな市場をつくります。中小工務店等が連携し、津久井産材を活用するなど、地域経済の活性化や住宅政策の充実につながる、本市ならではの取組を求めました。
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bookmark持続可能な林業とするために
CO2の吸収源として森林整備は重要です。本市の林業は、水源林の間伐が主ですが、生産林や伐採、植林、育林を行う循環型林業への取組、また、激甚化する自然災害やナラ枯れ被害等から命と暮らしを守り、美しい里山を形成する役割も求められています。
県の水源環境保全税の計画期間は2026年度まで。事業の継続・拡充のために、県への要望に加え、様々な視点から財源を確保するよう要請しました。また、津久井産材の利用促進やA材からD材まで適正価格で卸せる販路先の確保も促しました。
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bookmarkいやしの湯 本市初の取組へ
数々の課題を整理しながら求めてきた、いやしの湯への木質バイオマスボイラーの導入については、ようやく市長から「本市初の導入に向けた検討を行っている」と答弁がありました。来年度に実施設計、翌年に改修工事を行い、2025年度の稼働をめざします。
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bookmark剪定枝の活用も検討へ
安定したチップ量の確保とコスト面は課題です。質疑で、家庭から出る剪定枝が年間約3千トン(一般ごみとして清掃工場で焼却)、街路樹等の剪定枝が年間約1900トン(中間処分業者に委託し、堆肥や他市のバイオマス発電所の材料に)もあることを確認し、活用を求めたところ、木質チップ化する仕組みを構築し、燃料として活用することをめざすとのことでした。また、地域内エコシステム(※)を構築するために、市内にチップ工場を誘致し、チップの販路先を民間の温浴施設、福祉施設等にも広げていくよう提案しました。
※森林資源を地域内で持続的に循環させる仕組み。エネルギーの地産地消で資金流出を防ぎ、地域経済の好循環を生む。
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bookmark人や環境に配慮して活用促進を
木質バイオマスの不適切な利用で生じる排ガスは、大気や健康に影響を及ぼし、ご近所トラブルの原因にもなります。活用促進にあたっては、環境省の「環境ガイドライン」を啓発するなど、人にも環境にも配慮する取組を求めました。「人や環境への様々な影響に留意しつつ、森林資源の循環に資するよう取り組む」とのことでした。
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bookmark公共施設の再編と行革プラン
行財政構造改革プランは、各局内での十分な検討や市民との合意形成もなく、公共施設の廃止等の方向性を示したため、庁内の混乱と市民の不信を招いています。市民との対話等で方向性が変わるのか質しましたが、「丁寧に説明し、ご理解をいただいた上で、対応を決定していく」という、何とも曖昧な答弁でした。
審議会や市民との対話の場が、行政の都合や決定ありきで進められ、方針やビジョンもなく施設の廃止が決まれば、市民サービスは縮小するだけ、市民と行政との溝は深まるばかりです。住民自らが地域の将来像を考え、職員と共有し、協働していく関係性をつくることが重要だと指摘し、再考を促しました。施設の再編や有効利用には市民目線が大切です。粘り強く働きかけます。
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bookmark津久井地域福祉センター 活動の継続・充実を
行革プランで廃止とされたこの施設。利用率は高くないものの、介護予防や孤立化解消の視点からも大変有意義な活動が、住民主体で行なわれています。活動の継続と充実を求めたところ、「大変重要なものと認識。ご利用団体等のご意見を伺いながら、活動場所の確保等について丁寧に対応していく」とのことです。注視していきます。
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bookmark中山間地域の将来ビジョンを
一般ごみの焼却灰を埋め立てる一般廃棄物最終処分場。次期処分場の候補地に、緑区根小屋の2カ所、南区の2カ所が選定され、説明会が開催されました。津久井地区の参加者からは、水源や歴史への認識、市営斎場の候補地でもあったこと、斎場や拠点の整備が進んでいないこと等を問う声が相次ぎ、市への強い不信を感じました。区役所の役割の重要性を質すとともに、中山間地域全体の将来ビジョンを示すよう、強く要請しました。
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bookmark公民館の有効活用を
有料化やコロナ禍の影響が懸念される公民館。有料化前の2017年度と昨年度を比較したところ、利用団体数は6807から5716に減り、利用人数は約100万人、利用率は24%減少しており、昨年度の使用料収入は約3900万円(当初見込みの56%)にとどまることが質疑で明らかに。貸館の色合いが強まっています。公民館本来の目的に立ち返り、誰もが学べる場、集える場、人づくりやまちづくりの拠点として活かすよう、全庁的な検討を求めました。
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bookmark子どもに合った学習環境と 生涯学べるまちづくりを
新学習指導要領が重視している「主体的・対話的で深い学び」を実践するには、ひとりひとりの子どもの視点から学習空間を整えることが大切です。校舎や教室の形、ICT環境に加え、地域も含めた多様性のある学習環境づくりを求めました。また、人生100年時代を迎え、「生涯学べるまち」をデザインし、市民が豊かな人生を送れるまちを意識した取組を促しました。
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bookmarkコロナに感染した 個人事業主等に 傷病見舞金
実現しました!
コロナに感染した個人事業主等に傷病見舞金
国民保険や後期高齢者医療保険に加入し、コロナに感染した被雇用者には、「傷病手当金」が支給されていますが、個人事業主等は対象外。国からのコロナ対応交付金を活用して支給している自治体をみつけ、「ぜひ本市でも支援を」と要請していました。この度、市独自の制度として、個人事業主等への「傷病見舞金」(7万円)が予算化されました。今年4月1日以降に感染した方が対象です。
問い合わせ先
相模原市国民健康保険コールセンター
▶︎個人事業主等を対象とした新型コロナウイルス感染症傷病見舞金の支給について
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bookmark公立保育所等 再編へ
城山幼稚園と藤野地区の日連保育園、ふじの幼稚園の3園は、今年度末で閉園となり、来年4月に「ふじのこども園」が開園されます。現在、ふじの幼稚園では、0歳児から受け入れができるよう、園舎の改修が進められています。園バスは継続され、保護者の送迎用の駐車場も確保されますが、園に向かう坂道は見通しが悪いため、園児の安全を考えて対策を打つよう要望しました。
城山幼稚園の跡地には、(仮称)城山保育園が2026年度に開園の予定です。
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bookmark[さがみはらリサイクル連絡会 学習会] どうなる?衣類の行方 ~捨てない暮らしのために~
去る5月16日、会員であるリサイクル連絡会で、標記の学習会を開催しました。国際環境NGOグリーンピースジャパンの儀同さんからは、Tシャツ1枚に約2700ℓの水が消費されることや日本では衣類の4割が売れ残り、処分されていること等のお話と5つの提案がありました。
❶今あるものを大切に着る
❷シェアや古着などリユースを選ぶ
❸先のことをよく考えて選ぶ
❹作られ方をしっかり調べて買う
❺古着店や回収に持ち込むなど、再活用できるようにする市の職員からは、令和2年度の家庭ごみは132,204トンで、前年より2,296トン増加した一方で、事業系ごみは4,737トン減ったとの報告がありました。コロナ禍でおうち時間が増えたことが影響しているようです。また、家庭ごみには1割の食品ロスと3割の資源ごみが含まれており、工夫や分別でまだまだ減らせることがわかりました。
私たちが資源ごみに出した衣類は、市から買い取り業者へ売却されます。その先は、ある業者の場合、下記のような流れになるそうです。
市内でリユースやリメイク、リサイクル活動を行う団体の報告もありました。衣類は「大切に着続けるもの」から「使い捨てるもの」になり、それが、環境破壊やムダなエネルギー消費、他国のゴミ問題等を引き起こしています。地球環境に優しい暮らし方、心がけていきたいですね。
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bookmark映画上映会「杜人(もりびと)~環境再生医・矢野智徳の挑戦~」
上映と前田監督のトークパネルディスカッション
日時
11月26日 (土)
12:50〜16:10 (開場12:30)場所
藤野芸術の家料金
大人 1,500円
中高大学生 1,000円
保育あり申し込み Facebookページ内リンク先の予約フォームにて(当日精算)
主催 ふじの☆今が未来の会
問合せ先 makichoninaru@gmail.com(田嶋)※@を半角にしなおしてメールをお願いします
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