のもとよしみ通信 No.69(2024年11月)
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12月議会の日程
11月 18日(月) 本会議(提案説明) 26日(火)、27日(水) 本会議(代表質問) 29日(金)~12月5日(木) 各常任委員会 12月 16日(月)~18日(水) 本会議(一般質問) 19日(木) 本会議(採決) ※のもとは、一般質問を行います。
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議会報告会
のもとよしみのなんでも相談困りごとや心配なこと、市政への疑問や要望などがありましたら、まずは事務所までご連絡ください。出張相談、茶話会、議会報告会も行います。お気軽にお声がけください。
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bookmark樹木の維持管理 計画的に
公園・緑地の樹木や街路樹が巨木化、老木化し、倒木や根上がりによる事故が発生するなど、市民生活にも影響が出ています。公園も道路も樹木の維持管理計画がありますが、計画通りに伐採等が進められておらず、予算も2021年度に19%カットされて以降、労務単価の上昇に見合う増額もなく、樹木のデータ管理も不十分であることが質疑で明らかになりました。
安全で快適な環境にし、将来の財政負担を減らすためにも、まずは全ての樹木の現状を把握してデータベース化し、適切に維持管理できる高さや本数等を見極め、集中的に伐採や更新を進めるよう要請。課題共有はできたので、今後に期待します。思い出の風景やまちの豊かさ、風格にもつながる樹木。まちの魅力向上につながる維持管理を求めていきます。
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bookmark危険な盛土による災害の防止へ
熱海市で盛土崩壊により、多くの犠牲者が出たことを受け、昨年5月、宅地や農地、森林等の用途に関わらず、危険な盛土等(既存の盛土も対象)を全国一律の基準で規制する盛土規制法が施行されました。この法に基づき、市は、市域全体を宅地造成等工事規制区域か特定盛土等規制区域に指定し、新たな条例と改正する土砂条例、開発基準条例で対応していきます。
市の土砂条例は、生活環境と自然環境を守るため、合併後に地域住民と職員とが協働して案を作成し、必要に応じて改正も加えてきました。保証金の預託や自治会等との協定の手続き等に特色があり、これらは継続する方針です。質疑では、県が許可し、問題が残る盛土への適切な対応、現場の監視と速やかな対応ができる体制づくり、事業者や市民へのわかりやすい周知等を求めました。今後も注視していきます。
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bookmark災害弱者の命を守るために
全国各地で災害が起きています。高齢や障害などで自ら避難できない方の安全を確保するには、いつ、誰が支援して、どこに避難するか、決めておくことが大切です。災害対策基本法の改正により、自治体は避難行動要支援者※の個別避難計画を2026年度までを目途に作成することが努力義務に。本市の対象者は約1万8千人ですが、まずは来年度末までに優先作成者(要介護度4以上の方等)500人の作成をめざしています。
しかし、災害はいつ起きるかわかりません。優先作成者以外の方々も作成を促すべきです。「個別避難計画作成の手引き」は完成しており(市のホームページに掲載)、作成を支援したケアマネ等には7千円の委託費が支払われます。計画の重要性や市が行える支援内容を積極的に伝えること、作成の負担を軽減するためのDX化等を求め、前向きな答弁がありました。また、市民目線でわかりやすい豊島区の「わが家の避難計画」や地域支援者向けの手引きを作成している例を紹介し、工夫を促しました。
※要介護度3以上の方、身体障害者手帳1級、2級または療育手帳A1、A2をお持ちの方、その他これらに準ずる希望者
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bookmark福祉避難所への直接避難を
様々な理由から避難所等への避難をためらう方がいます。一般避難所では、障害や体調などを考慮して環境の良い場所を確保し、車いすやユニバーサルトイレ、歩行補助杖やマットレスなどが配備されているとのこと。ご存じでしたか?こういう情報は、広く市民に周知するよう求めました。
また、一般避難所での生活が困難で、特別な配慮が必要な方のために、福祉避難所が設置されます。本市では、公共施設や市と協定を結んだ民間の介護施設等、119カ所で約2700人の受け入れが可能だそうですが、施設名は非公表。まずは一般避難所へ避難、必要に応じて市が施設側と調整、調整できたら移動という流れになっています。しかし、2回の移動は大変。国も福祉避難所への直接避難を推奨しています。日頃から要支援者と施設側で調整をしておけば、受け入れ準備も移動もスムーズですし、何より安心です。個別避難計画の作成を支援するケアマネ等には、福祉避難所の情報を開示するよう求め、検討する旨の答弁がありました。
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bookmarkペットの同行避難、できない⁈
市のホームページでは、全ての避難所・避難場所でペットの同行避難ができることになっていますが、8月に避難指示が出た際には、断られたり、条件を示されて引き返したりした事例がありました。施設側の事情や職員の連絡調整不足があったようです。改めて同行避難の注意点や各場所の条件を確認し、適切に周知や情報の更新を行うこと、市民がいつでもそれらの情報を確認できるようにすることを求めました。
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bookmark多頭飼育崩壊の防止のため 6匹以上の飼育は届出を義務化
市内では、猫の多頭飼育崩壊が毎年発生。保護猫は、動物愛護ボランティアの献身的なご協力を得て、新たな飼い主に譲渡されています。飼育崩壊を防ぐため、飼い主が猫か犬を6頭以上飼養する場合は、30日以内に氏名、住所、頭数、不妊・去勢の有無等を市に届けることを義務化する条例改正を全会一致で可決。施行は来年4月1日からで、違反者は5万円以下の過料も。施行日前から飼っている方も対象です。
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bookmark小山公園ニュースポーツ広場 全面改修へ
パリ五輪の金メダリスト吉沢恋選手や白井空良選手も練習したこの場所は、供用開始から17年。施設の老朽化が進み、全面改修が行なわれます。工事費は約3億5615万円。施設の再開は、2026年3月中の予定です。
市ではスケートボード屋内運動場についても検討中。一方で、既存のスポーツ施設の老朽化が進み、雨漏り等の修繕の要望がありながら、対応できていない現状があります。健康寿命の増進、生涯スポーツの振興という視点も持ちながら、他のスポーツとのバランスや公共が果たす役割を整理し、限られた財源や地域資源、人材を活かすよう、促しました。
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bookmark旧青根中の活用 対応に遅れ
中山間地域振興モデル地区の青根。旧青根中の活用は、重要な鍵を握ります。昨年10月、林間リトリート構想を提案した(株)アーキネットが選ばれましたが、民間活用には様々な課題があることが判明。市の対応が遅れ、未だ契約に至っていません。9月補正で約3425万円が予算化され、道路の付け替え工事等が行われます。地域住民の期待も大きく、農林業や観光の振興策としても、廃校活用策としても注目されます。経緯や対応状況、残っている課題を質すとともに、先進事例として成功に導くよう、要請しました。
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bookmark企業への補助金事業に課題あり
くるみん認定※の取得をめざす企業に対し、専門家を派遣したり、育児休業取得者の代替職員の人件費を補助したりする「仕事と家庭の両立支援事業」。予算約2600万円に対し、決算は450万円と執行率はわずか17%。「産業用ロボット導入補助金」(予算約1450万円)は、執行率は高いものの、6年間に2度、3度と補助を受けている企業があることが調査で判明。本市の民間事業者の実態把握と分析を行い、対象と目的を明確にして効果的な事業にすること、公平性を担保する選定基準とすること等を求めました。
※子育てサポート企業として、厚労省の認定を受けた証
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bookmark衆議院議員選挙 臨時議会で予算化
新政権誕生からわずか1週間余りの超早期解散。本市では、公営掲示板の設置や投票権の発送を予備費で対応しましたが、期日前投票開始日(16日)には間に合わず、到着は18日に。他の自治体も遅れが目立ちます(横浜市は23日、川崎市は21日)。
臨時議会(10 /11)で可決した選挙に係る補正予算は、3億2800万円。神奈川県は約47億円、東京都は約75億円、3年前の衆院選では、全国で691億3200万円がかかっています。これだけの税金を使って行われる選挙。しかも、日本の政治は問題が山積みです。目先の勝敗や損得で解散を決めず、論点を明確にして、有権者が政策論争を見極めた上で投票できるようにしていただきたいものです。
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bookmarkあじさいサミット2024
医療・介護・福祉の専門職の方々と、安心して暮らせるまちをめざして始めた標記イベント。昨年は、藤野芸術の家が会場でしたが、今年は橋本のソレイユさがみと橋本公民館で開催します。私は、『15才からの社会保障制度』の著者、横山北斗さんによる「社会保障ゲーム」と、「まちの保健室」等の活動報告を企画。他にも10の部屋で多彩なプログラムが展開されます。ぜひご来場ください!良いつながりが生まれますように。
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bookmark9月議会で賛否が分かれた主な議案・陳情
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bookmark6次産業化の取り組み(白石市)
白石市では、市の給食センター跡地等を活用した「しろいしSunPark」を視察。地場の農産物等を販売する「おもしろいし市場」、子育て応援・多世代交流複合施設の「こじゅうろうキッズランド」と地元食材活用レストラン「みのりKitchen」、野菜・果樹等の規格外・余剰産物を活用し、加工品やレトルト食品を製造する「みのりFactory」、商品開発・研修施設「みのりLobo」が一体的に整備されていました。来場者はオープンから約5年で190万人!各施設の相乗効果で集客に成功し、生産者の所得拡大、農産物の販路開拓、雇用の場の確保等につながっていました。本市では、金原地区の土地改良事業が進行中です。施設配置や運営方法など学ぶ点が多くありました。
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bookmark一般廃棄物最終処分場(福島市)
福島市では、今年度から本格稼働した大舘山一般廃棄物最終処分場を視察。森林地域に建設され、処理水は阿武隈川へ放流しています。本市では、次期処分場の候補地を4カ所にしぼり、調査・検討中。そこで、処理水や切土・盛土の安全性の確保、集中豪雨への対応、地域住民との合意形成、福島原発事故の影響、事業の財源等について伺いました。また、施設を見学しながら、雨水を廃棄物に触れさせず防災調整池に導く手法、遮水シートの構造と万が一それが破れた場合に2m以内で特定する手法等をご説明いただきました。視察で得た知見を本市の検討に活かしていきます。
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